どこからを準備と考えるかで、勝負はついている

野村克也監督は、選手に「準備しているのか」と声をかけます。

「しています」という選手に、さらに聞きます。

「準備ってどこから言ってんねん」

「明日対戦する投手はどういうクセがあるかです」

「違うわ。手洗い・うがいからや」

常日ごろから手洗い・うがいをしていることで、風邪を引かないし、体を壊しません。

睡眠をとることも準備です。

明日の対戦相手のシュミレーションは、誰でもすることです。

準備をどれだけ遠くからできるかです。

「一冊の本を書くのにどれくらいの時間がかかるんですか」は「講演のレジュメをつくるのにどれくらいの時間がかかるんですか」と同じです。

 

◎今が楽しくなる具体例: 準備は、24時間×365日しよう。

(中谷彰宏・「ファーストクラスに乗る人の発想」より)

 

※野村克也:戦後初・捕手として世界初の三冠王、出場試合数歴代2位、監督としても出場試合数歴代3位、通算本塁打数歴代2位、通算打点数歴代2位、通算犠飛数歴代1位などの記録を持つ。