数々の記録を残し、ヤクルト・スワローズで18年間活躍した名捕手の古田敦也さんは、以前トークショーで、
「キャッチャーは 1 日 3 回 試合をする」と言いました。
本番の試合は、2 回目です。
試合の前に、1 回から9 回まで、ここで何点取って、ここで何点取られてというところまでシュミレーションしているのです。
試合が終わってから、もう一度頭の中で第1球からやり直します。
「あそこでこういうふうになってこうなった。これでよかったのか。
こういう手もあったけれど、こうしていたらどうなっていたか。
こうやっていたらこうなっていたかもしれない」と考えるのです。
普通の選手が1日1 回のところをキャッチャーの古田さんは、
1日3 回試合をしたのです。