作家の中谷彰宏さんから聞いた実話です。
あるタクシーの運転手さんがお客さんから宝くじをもらいました。
支払の時に100円足りなくて、「コンビニで両替してくるから」と
お客さんが言うので、運転手さんは、「100円ぐらいいいですよ」と
好意で言いました。
そうしたら、「じゃ、悪いから」と、お客さんが財布に入れていた
宝くじを1枚運転手さんにあげました。
この宝くじが5000万円に当たりました。
宝くじの難しいところは当たったことを黙っていられないことです。
その運転手さんも、とうとうガマンしきれなくなり、「誰にも言っちゃ
ダメだよ」と会社の同僚1人だけにポロッと話してしまいました。
そうしたら、次から次へと「お金を貸して」という人が押し寄せて
来ました。
結局、そのタクシーの運転手さんは会社に居づらくなり、辞めて
しまいました。
5000万円入ったからといって、今までずっと続けていた会社を
辞めたら、将来的に得か損かわからない場合もあるのです。
宝くじが当たったら、黙っているか、全額寄付するかのどちらか
にすると良いのです。